テレビ出演の感想


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 テレビ出演のきっかけは、実は、このホームページでした。
 「悪質商法」をテーマにした番組作りをしていた日本テレビのスタッフに、このホームページが目に入ったことが、出演のきっかけだったのです。

 最初の連絡があってからも、実際の撮影が行われるまでには、いろいろな段階がありました。まず、フリーレポーターの方が取材にきて、私が今まで扱った事件について色々と質問をされました。
 そのときの私は、まだ、「まさか自分の話がテレビで取り上げられるなんてあり得ない」と思っていましたので、取材後に「お聞きした事件については再現ドラマとして放送されるかもしれません。その際には、コメントをお願いします。テレビにお顔が出ても平気ですよね。」といわれた時にはびっくりしてしまいました。返事に少し困りましたが、別に悪いことをしてニュースに顔が出るわけではないので「よろしいですよ。こんな私でよければ」と答えておきました。
 一週間後、日本テレビのADの方から、電話があり、「中谷さんのお話がドラマになることが正式決定されました。つきましては、できるだけ早い時期に、ディレクターと会っていただきたいのですが」と言われた時には、さすがに現実的になってきたので、ちょっぴり緊張しました。ただし、その後、テレビ局の方と実際にお会いしてみると、きさくで話しやすい人達ばかりでしたので、テレビに出ることへの恐ろしさはしだいになくなっていきました。

 さて、撮影当日です。本来は朝からの撮影予定だったのですが、再現ドラマの撮影に結構時間がかかったらしく、私の事務所での撮影が始まったのは、夜九時をまわっていました。撮影隊の方と私役の役者さんが到着したときには「ほんとに来ちゃったよ。大丈夫か?」と自問自答したものです。
 しかし、いざ撮影にはいると、「なんだ。テレビってこんなものか。今まで見ていたテレビは、これくらいの時間で作ってるんだ」とあきれてしまうくらい短いものでした。というのも、ほとんどが、ぶっつけ本番で、多少、とちることがあっても「編集で何とかします。」という答えが返ってきて、撮影はどんどん進んでいくのです。
 その時は「ほんとかなぁ?」と思って、不安もありましたが、実際の放送を見てみると、本当に、ほぼ自然につながっていました。これには「さすがだなぁ」と思いました。実際の撮影で、私はかなりセリフを噛んでしまっていたのですが、その部分はうまくカットされていて、結構、流暢に言葉が流れていましたから。(ただし、実際しゃべった時間より随分短くなっていましたけど・・・。)

 放送が終わるやいなや、さっそく「今、テレビをみたので、相談していいですか?」とメールが届きました。放送後、一分経つか経たないかというくらいです。この時は「テレビの力ってすごいなぁ」とあらためて感心してしまいました。

 私がテレビに出た感想はこんなものです。実際にテレビにでて、テレビの裏側や編集技術について勉強することができました。また、多少ですが、お客さんも増えました。
 このテレビ出演は、私にとって貴重な経験と、よい思い出になると思います。


 
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